肺高血圧症ナビ

患者さん ご家庭の皆さまへ

文字サイズ大中小

エポプロステノール静注用「テバ」をご利用の皆様へ

エポプロステノール持続静注療法では、薬液を長期にわたって持続的に静脈内に注入します。その投与経路を確保するために、在宅持続静注療法を行う場合には、中心静脈カテーテル留置(※)を行う必要があります。カテーテルを留置することで、より安定して薬液を投与することが可能となります。

※中心静脈カテーテル留置:カテーテルの先端が心臓に近い太い静脈(中心静脈)にくるように、カテーテルを体表から挿入・ 留置すること。

カテーテル留置術

持続静注用のカテーテルは、胸部に留置します。


  • ①麻酔をかける(一般には留置部に局所麻酔、場合によっては全身麻酔)
  • ②留置部位(胸部)を小さく切開し、切開部から鎖骨に向かってカテーテルを挿入
  • ③鎖骨の下にある静脈(鎖骨下静脈)から血管内にカテーテルを挿入
  • ④カテーテル先端を中心静脈に置いて固定

見た目への影響

通常の衣服を着ていれば、カテーテルは見えません。
カテーテルを血管内に挿入した部分(鎖骨の下あたり)とカテーテルが体の表面から出た部分(胸のあたり)は、数針ほど縫います。縫った箇所は、カテーテール挿入直後でもほとんど目立たず、数ヶ月後にはさらにわかりにくくなります。

カテーテル留置術直後の注意点

カテーテル留置術の後は、多少の皮下出血や痛みが起きることがありますが、通常数日で軽快します。ごくまれに、以下のような症状があらわれる場合があります。気になる点がある場合には、すぐに主治医または看護師にご相談ください。

  • 胸が痛い、息苦しい。
  • カテーテルを挿入した箇所(鎖骨の下あたり)から出血が続く、あるいは腫れてくる。

カテーテル留置中の注意点

カテーテルを引っ張るなど、強い力がカテーテルにかからないように注意してください。
カテーテルは皮膚に縫合し固定されていますが、カテーテルに強い力がかかると、カテーテルが抜ける、カテーテルの先端が血管外へ出る、カテーテルが切れて体内に残るなどの恐れがあります。
傷口が完全に治るまでの数ヵ月間は、特に注意してください。

「在宅持続静注療法を始めるまでの流れ」へ
「携帯型輸液ポンプについて」へ
ページの先頭へ